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H5N1亜型鳥インフルエンザウイルス
鳥類(主に水禽類)
ヒトは、感染した鳥やその排泄物、死体、臓器などに濃厚に接触することによってまれに感染することがあります。日本では発症した人は今のところ確認されていません。
鳥類では東南アジアを中心に、中東・ヨーロッパ・アフリカの一部地域などで感染が確認され、ヒトでの症例はアジア、中東、アフリカを中心に報告されています。
特に、エジプト、インドネシア、ベトナムで多数感染報告があります。
1~10日(多くは2~5日)
(1) 臨床症状
呼吸器感染症の他に消化器症状もあり、強い全身症状が特徴です。肺炎の他に多臓器不全をきたすため、死亡率が高いと考えられます。
H5N1ウイルスの特徴は、増殖する量が季節性インフルエンザより有意に多く、直腸でも増殖し、ウイルス血症も認められています。
(2) 検査所見
多臓器不全に一致する白血球減少、リンパ球減少、血小板減少、血液凝固異常、DIC、肺機能異常、腎機能異常を呈す。
(3) 病原体診断
PCRでAH5を調べ、培養にてH5N1を確認する。H5N1に対する迅速診断キットも完成されています。
(4) 治療
タミフルやリレンザによる対処療法が有効です。
H5N1の治療の際に注意すべき点は、ウイルス量が多く、人におけるウイルスの増殖期間も長いことであり、現行の使用量より多く、長期間使う必要があると思われます。
(1)鳥との接触を避け、むやみに触らない。
(2)特に子供は興味から野鳥に近づくおそれがありますので注意
してください。
(3)鳥の解体や調理をしない。
(4)十分に加熱された鳥肉、卵などを食べる。
(5)生きた鳥が売られている市場や養鶏場にむやみに近寄らない。
(6)手洗いうがいの励行(特に発生国では徹底してください)。
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