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感染症情報
ダニの症状、疾患、原因、対策、駆除

 ■ ダニとマダニの違い
 ■ ダニによる様々な症状や疾患について
 ■ ダニ対策
 ■ ダニの駆除
 ■ ダニが原因となる感染症
 ■ ダニが好む場所(布団など)



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 ダニとマダニの違い


「ダニ」と聞くと一般的には家の中の畳や寝具、カーペット等に生息している小さな生物を思い浮かべると思いますが、ダニとマダニとは全く異なる生物であるということをご存知でしょうか?


どちらも生物分類上はダニの仲間ですが、ダニとマダニでは、生息地も生態も全く異なります。ダニは日常生活の中でアレルギーの原因物質として厄介な存在ですが、マダニはそれ以上に危険な存在といわれています。


一般的には、ダニは昆虫よりもクモやサソリに近い仲間で、私たちが普段「ダニ」として認識しているのは「家ダニ」と呼ばれる種類のダニとなります。家ダニはその名の通り、屋内の畳やカーペット、寝具や家具の隙間などに生息していて、その死骸や糞はアレルギー性疾患の原因物質として知られています。


一方でマダニの生息地は屋外で、ダニの仲間の中でも大型の部類に入り、家ダニが人やペットの出す角質や唾液、食べかすや皮脂などを餌にしているのに対し、マダニはほ乳類やハ虫類などの皮膚に取り憑き、その生き血を餌として生きていきます。


マダニは吸血すると3倍以上に膨らみ肉眼でも簡単に視認することができます。屋外を歩いている時に寄生され吸血されてから発見されることも多く、マダニを介して様々な感染症に感染する例もあり、中には死亡する例も報告されています。




                               



 ダニによる様々な症状や疾患について


私たちにとって一番身近で厄介な存在であるダニが家ダニです。家ダニは日本中の広い範囲に生息しており、北海道から沖縄まで日本全土の至る所で確認されています。


家ダニ自体は存在するだけでマダニや外ダニのように噛んだり吸血するようなことはありませんが、繁殖力が強く、体の大きさも小さいため、死骸や糞が空気中に舞い上がり、それを吸い込むことで体内に取り込まれ、アレルギー性疾患やハウスシック症候群の原因物質となってしまいます。


特に小児ぜんそくや成人のぜんそく、アトピー性皮膚炎、アレルギー性気管支炎などの原因物質としてハウスダストやダニ、カビは代表的な原因物質として知られています。


家ダニがもたらすアレルギー性疾患の中でも最もダメージを受けやすいのが気管支から肺にかけての呼吸器系とアレルギー性皮膚炎(アトピー性皮膚炎を含む)を発症する皮膚で、気密性の高い現代の家屋では空気中のダニを上手く排除できないためにダニが原因となるアレルギー性疾患患者数が年々増加傾向にあるとされています。




                               



 ダニ対策


家ダニの場合は空気中に漂う死骸や糞が大きな問題となりますので、まずは家の中の換気をしっかりと行うことが大切です。また家の中でダニが大量発生しないようにするためには、ダニが好む湿気をできる限り抑えることと掃除が大切になります。


ダニはカーペットや畳、枕や布団、またはマットレスの中、ソファーの隙間や家具の間のホコリの中を好んで住み着きます。したがって、床の清掃と布団や寝具の洗濯と乾燥、ソファーや家具の隙間の掃除はしっかりと行いましょう。


水を使っての拭き掃除の後はしっかりと乾拭きをして、しばらくの間は窓を開け、風を通して家の中全体の湿気を逃がすことが重要です。特に枕は直接鼻や口などの呼吸器官と近い場所にあるものなのでこまめに洗濯をし、繊維の間に隠れているダニの死骸や糞をしっかりと取り除きましょう。




                               



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 ダニの駆除


ダニの中で私たちに最も身近である家ダニは高温多湿、そしてホコリ等を好みます。したがってダニを駆除するためにも、できるだけダニが繁殖し難い環境を作るということがまず重要となってきます。


家の中でダニが繁殖しやすいのは寝室、キッチン、脱衣所、玄関、リビングルーム、和室、カーペット類といわれていますので、これらの部屋あるいは調度品はできるだけ湿気がこもらないようにしておくことが重要です。


寝具や脱衣所、あるいはキッチンにあるバスマットは定期的に洗濯してよく乾燥させておきましょう。また発生してしまったダニを駆除するには掃除が一番確実ですがダニを殺して繁殖させるのを抑えるにはバルサンなどの駆除剤を使うことが効果的です。


また洗濯後のリネン類は乾燥後、裏表ともまんべんなく掃除機をあてて繊維の間に残った死骸や糞を丁寧に取り除くようにしましょう。




                               



 ダニが原因となる感染症


ダニが原因で起こる感染症の中で最も恐ろしいのが、マダニなどを媒介として発症する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」ですが、これはまた別の章で「マダニ」を取り上げておくのでそちらを参考にして下さい。ここでは家ダニをメインに、ダニが原因となる感染症について考えてみましょう。


家ダニは生きたまま人に感染して重大な感染症を引き起こすということはありませんが、死骸や糞が人の体に大量に取り込まれることでシックハウス症候群を引き起こすと考えられています。


シックハウス症候群とは、アトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー症状の他にも、目の痛みや充血、めまい、耳鳴り、吐き気、食欲不振、ドライマウス、四肢の痺れ、不整脈、うつ状態などを引き起こすことが知られています。


原因物質はダニの他にも、ハウスダストやカビ、建材に使われている接着剤や塗料が出す化学物質、換気不足などが考えられていますが、その中でも特に呼吸器系や皮膚のアレルギー症状、眼症状はダニとカビが深く関係しているといわれています。


シックハウス症候群は時に人を死に追いやる恐ろしい病気ですので十分な注意が必要です。




                               



 ダニが好む場所(布団など)


ダニは一般的に高温多湿で繊維質な場所を好みます。家の中でいえば畳や寝具、玄関マットやバスマット、カーペット、布製のソファー、カーテン、テーブルマット、玄関の靴や物置、本棚の本、タンスの中などがその代表的な住処(すみか)と言えますね。


またキッチンで保存している小麦粉やお米、片栗粉などのでんぷん質が多く室温で保存している食材にも、いつの間にか入り込んでいることもあります。


更に家の中だけでなくクルマのシートなどもダニが好んで住み着く場所ですから、これらの場所や調度品、リネン類は定期的に掃除、洗濯をした上でよく乾燥させておくことが重要です。


また食材に関してはできるだけ短期間で使い切り、保存の際には密封性の高い容器に移し替え、冷蔵庫などの冷暗所で保存するのが望ましいとされています。


最初にも述べたようにダニは高温多湿な場所を好みますから、できるだけダニが嫌う住環境作りを心がけるようにしましょう。また物置や押し入れは時々風を通して湿気がこもらないようにするのがダニを大量発生させないコツです。






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