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インフルエンザ薬<タミフルとリレンザ>

 ■ インフルエンザの治療
 ■ タミフルとは
 ■ リレンザとは
 ■ タミフルの異常行動
 ■ タミフルとリレンザの長所・短所
 ■ 新薬の登場



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 インフルエンザの治療


以前は、インフルエンザにかかっても、解熱剤の処方など対症療法しかありませんでした。しかし、2001年にタミフルが日本で保険適用となって以降は、インフルエンザの治療には、タミフルなどのインフルエンザ治療薬が広く使われるようになっています。


インフルエンザウイルスは、人間の体内に侵入し、細胞に入り込んで感染します。細胞に入り込むと、自分と同じ型のウイルスの複製を作って、増殖していきます。増殖したウイルスは、ほかの細胞へと移って、多くの細胞を感染させていくのです。


インフルエンザ治療薬は、増殖したウイルスが、ほかの細胞へ移ることを防いでくれる作用があるため、結果としてウイルスの増殖を防ぎ、症状を軽く抑える働きがあります。




                               



 タミフルとは


インフルエンザ治療薬の代表格といえば、タミフルですよね。タミフルは、A型インフルエンザ、B型インフルエンザの両方に効果がありますが、B型には多少効果が弱い傾向にあり、C型には効果がありません。


カプセルかドライシロップタイプの経口薬で、1回1錠、1日2回を5日間服用します。このタミフルは、発症後48時間以内に服用を開始しないと、ウイルスの増殖を止めることができず、効果がなくなります。


タミフルの副作用は、腹痛(6.8%)、下痢(5.5%)、嘔気(3.9%)など消化器症状が出やすいという特徴があり、そのほかに糖尿病患者が内服すると、糖代謝に異常をきたし、高血糖になったという報告もあります。




                               



 リレンザとは


リレンザも、インフルエンザ治療薬のひとつであり、タミフルと同時期に日本で保険適用になっています。リレンザというと、タミフルよりも後に出てきた薬というイメージがありますが、実際に開発されたのはリレンザのほうが先なんです。


ただ、このリレンザは経口薬ではなく吸入薬であったため、簡単に内服できるタミフルのほうが人気となったため、保険適用当初はあまり使われることはありませんでしたが、タミフルの異常行動が問題になったり、タミフル耐性ウイルスが出現したことから、リレンザも注目を浴びるようになっています。


リレンザも、タミフル同様A型インフルエンザとB型インフルエンザの両方に効果があります。リレンザの使用方法は、上記でも述べましたが吸入薬で、「ディスクへラー」という専用の吸入器が必要となり、1回2吸入を1日2回、5日間続ける必要があります。


リレンザもウイルスの増殖を抑える作用があるため、発症後48時間以内に投与を開始しなければ効果がなく、できるだけ早い段階で使用しなければなりません。


リレンザの副作用は、吸入薬のため、慢性閉塞性肺疾患や気管支喘息などの呼吸器疾患を持つ人が使用すると、気道を刺激して、呼吸器系の症状を誘発・悪化させる可能性があります。




                               



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 タミフルの異常行動


タミフルと聞いて、気になるのがタミフル内服が原因と思われる転落死などの異常行動ですよね。現在のところ、タミフルと異常行動の因果関係は明らかになっていませんが、タミフルを服用した未成年患者が、突然ベランダから飛び降りたなどの事故が相次いだのは間違いありません。


これを受けて、厚生労働省は2007年3月に「原則的に10代へは使用禁止」という通達を発表しました。これは、10代になると力が強く、親が観察していても、異常行動を制止できないことと、10代なら吸入薬であるリレンザを正しく使用できるからです。


10歳以下の子供がタミフルを内服したときは、保護者が注意深く観察し、異常行動が起こる前に発見する必要があります。




                               




 タミフルとリレンザの長所・短所


タミフルとリレンザは、どちらもA型・B型のどちらにも効果があり、使用も1日2回5日間です。


でも、それぞれ長所と短所がありますので、タミフルとリレンザの長所・短所を見てみましょう。


タミフルの長所は、内服薬であるため、幼児や高齢者でも簡単に使用できるということです。また、保険適用外となりますが、インフルエンザの予防法として予防内服することが可能です。


タミフルの短所は、因果関係はわからないものの、未成年に異常行動が見られることや消化器症状の副作用が出やすいこと、タミフル耐性ウイルスが確認されていることです。


リレンザの長所は、吸入薬であるため体内への吸収が緩やかで、副作用が出にくいことや現時点でリレンザ耐性ウイルスはないという点です。


短所は、吸入薬であるため乳幼児や高齢者の使用が困難であること呼吸器系の疾患がある人は、症状が悪化するリスクがあることとなります。




                               




 新薬の登場


インフルエンザ治療薬といえば、タミフルとリレンザの2種類でしたが、2010年4月には「イナビル」という新しいインフルエンザ治療薬が承認されました。


イナビルは、リレンザと同様に吸入薬ですが、イナビルの長所は1回の吸入で治療が完了するという点です。リレンザは1日2回、5日間の使用が必要でしたが、イナビルはたった1回のみですので、使用忘れがないというのは、大きなメリットですよね。


ただ、イナビルは新薬であり、異常行動や副作用などが起こらないとは限りませんので、イナビル使用後の2〜3日間は、注意深く保護者が観察する必要があるでしょう。





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