|
|
ホーム>感染症情報>新型インフルエンザとマスクの基礎知識
|
|
|
|
|
咳が出る場合、マスクをすることは基本的エチケットですよね。新型インフルエンザにかかってしまった人、あるいは症状のある人は、マスク装着は義務だと思って必ず着用するようにしましょう。
マスクは自己防衛だけではなく、家族・友人・同僚など大切な人に感染させないという役割もあることをしっかりと覚えておいてください。
マスクは大きく分けると織布マスク、不織布マスク、N95マスクの3種類に分かれます。
ではそれぞれの特徴を見ていきましょう。
@織布(しょくふ)マスク
一般的なマスクでガーゼマスクのことをいいます。このマスクは洗って何回も使え、顔に密着し温かいが、目が粗いためウイルスが口や鼻の中に入る可能性があります。よって、予防というよりは患者がウイルスを拡散させないためのマスクとして使用します。 |
|
A不織布(ふしょくふ)マスク
厚生労働省からも推奨されている不織布マスクは、織布マスクよりも目が細かく、浮遊している粉じんを捕らえやすい、つまりフィルター効果が高いということで新型インフルエンザ対策に適しているマスクです。
ちなみに不織布とは、「織っていない布」という意味で、繊維あるいは糸等を織ったりせず、熱や化学的な作用によって接着させた布により製造したマスクです。
|
|
|
BN95マスク
このマスクは主に医療従事者用で、患者を診察する医師や専門の医療従事者が使用します。捕集能力に優れているため、マスクの密度が高く、装着すると呼吸が苦しくなることから、長期の装着には向かず、一般の方には不向きです。 |
|
マスクはただつけるだけでは十分な効果は発揮できません。正しく着用することによってはじめて効果的な予防ができます。これからマスクの正しいつけ方とはずし方について説明したいと思います。
まず、マスクをつける前にはしっかりと手洗いを行いましょう。
マスク着用にあたって、ここが一番重要なポイントになります。不織布マスクの中には針金が入っており、自分の鼻の形に合わせて針金を折り曲げ、鼻の両脇の隙間をしっかりとふさいでください。
よく、マスクを着用はしているが鼻を覆っていない人を見かけます。鼻を覆わないでいると、マスクの効果が半減してしまいますので、必ず鼻と口の両方を同時に覆ってください。
不織布マスクは波状になっており、上下に引き伸ばすことができます。
鼻あてを片手で押さえながら、あごを包むようにマスクを下まで伸ばして顔にフィットさせてください。これにより、マスクが肌に密着するため、より防御効果がアップします。また、マスクをしながら話しをしてもずれたりしません。
このようにマスクをより自分にフィットさせるには、自分に合ったサイズのマスクを選ぶことも重要です。「男性用、女性用、子供用」や「L、M、S」とサイズがありますので、どれでも一緒と思わないでください。
不織布製マスクは原則使い捨てですが、1日1〜2枚程度を目安に使用してください。
ただし、インフルエンザ感染者や咳・くしゃみをした人と接した場合、マスクの表面にウイルスが付着している可能性がありますので、もったいないと思わず、すぐに交換してください。
交換時、マスク表面にはウイルスが付着している可能性がありますので、ゴムバンドのみを触ってはずし、マスク表面には触らないように注意しましょう。
使い終わったマスクは、ウイルスの付着している可能性のある表面には触れないようにはずし、ビニール袋に入れ、口を閉じて廃棄してください。
そしてこれで終わりではなく、マスクを廃棄した後、手にウイルスが付着している可能性がありますので、すぐに手洗いを行ってください。
マスクをしているからインフルエンザウイルスを完全に防げるとは限りません。マスクに頼らず、手洗い、うがいをしっかりと行うことが重要です。
|
|
|
インフルエンザ検査→ |
|
|
|
Copyright(C) これであなたも医の達人 All Rights Reserved. |
|