聴力検査の検査の流れ、時間、注意、病気、異常値など -生理学的検査- 健康・医療の総合情報サイト
健康・医療の総合情報サイト                      
ホーム>もっと検査を知ろう>生理学的検査>聴力検査

みなさんの中には「検査は医者にまかせておけば大丈夫」と思っている人も多いでしょう。
しかし、「自分の身は自分で守る」時代です。
これから行われる検査が「どのような検査」で「どんな目的」で検査するのか知っているだけで、無用な心配は無くなり、いっそう自分の健康管理の向上につながると思います。

サイト内検索



検査について
・検査の流れ
・検査のときの注意
・検査の基準値



・赤血球数
・白血球数
・ヘモグロビン
・ヘマトクリット
・赤血球数・指数
 (MCV、MCH、MCHC)

・血小板数
・網状赤血球数
・赤血球沈降速度



・PT(プロトロンビン時間)
・APTT(活性化部分トロンボ
 プラスチン時間)

・TT(トロンボテスト)
・HPT(ヘパプラスチンテスト)
・Fib(フィブリノゲン)
・FDP(フィブリン分解産物)
・Dダイマー



・T-Bil
・D-Bil
・TTT
・ZTT
・AST(GOT)
・ALT(GPT)
・ALPアイソザイム
・ALP
・LDH
・LDHアイソザイム
・γ-GTP
・LAP
・CHE
・CPK
・AMY(アミラーゼ)
・T-cho(総コレステロール)
・LDL-C
・HDL-C
・TG(中性脂肪)
・TP(総蛋白)
・Alb(アルブミン)
・A/G
・プレアルブミン
・BUN(尿素窒素)
・UA(尿酸)
・Cre(クレアチニン)
・Na(ナトリウム)
・K(カリウム)
・Cl(クロール)
・Fe(鉄)
・TIBC
・UIBC
・フェリチン
・GLU(血糖)
・HbA1c
・インスリン
・FRA(フルクトサミン)
・グリコアルブミン
・1,5-AG
・アンモニア
・心筋トロポニンT
・BNP
・ビタミンB12
・葉酸
・MMP-3
・プロカルシトニン
・シスタチンC
・KL-6
・クォンティフェロンTB-2G
・CRP


尿・便検査
・尿蛋白
・尿潜血
・尿糖
・尿ウロビリノーゲン
・尿沈渣
・便潜血反応
・妊娠反応検査(HCG)


免疫・血清学的検査
・HBs抗原
・HBs抗体
・HCV抗体
・梅毒血清検査
・HIV抗体
・RAテスト

アレルギー反応検査
・非特異的IgE(IgE)
・特異的IgE(RAST)

甲状腺検査
・FT3
・FT4
・TSH

腫瘍マーカー検査
・CEA
・AFP
・PSA
・CA19-9
・CA125
・PIVKA-U
・SCC
・SLX
・CA15-3


生理学的検査
血圧測定検査
視力検査
聴力検査
眼底検査
眼圧検査
心電図検査
負荷心電図検査
ホルター心電図検査
筋電図検査
脳波検査
肺機能(呼吸機能)検査
骨塩定量(骨密度)検査
心臓超音波検査
腹部超音波検査
胸部X線検査
X線CT検査
MRI検査
マンモグラフィー検査



医の達人facebookページ
最新記事、お役立ち情報をいち早くご覧いただけます。




   聴力検査    



   

スポンサードリンク



音は空気の振動で、音波として外耳道に入って鼓膜を振動させ、耳小骨から内耳に伝えられます。さらに内耳では前庭や三半規管と呼ばれる器官から神経により脳に伝えられます。


聴力検査は、外耳から耳小骨までの間に原因がある伝音難聴や、内耳から脳までの間に原因がある感音難聴の有無(区別)を調べる検査です。
伝音難聴は中耳炎が、感音難聴は先天性難聴、耳下腺炎、ウイルス感染症、聴神経腫瘍などが原因となります。伝音難聴と感音難聴の両者の病態が見られることを混合性難聴といいます。




                                        
                               



聴力検査は外部の音を遮断した静かな場所(防音室)で行います。検査はオージオメーターとよばれる音を発する特殊な機器を使用します。ヘッドホンを両耳に装着し、音が聞こえ始めたらボタンを押し、聞こえなくなったらボタンを離します。高音から低音までの数種類の音を聞き取り、何dB(デシベル:音の強さ)まで聞こえるかを調べます。




                                        
                               



検査時間は10〜20分程度です。




   
スポンサードリンク



個人差はありますが、一般に気導聴力検査で+30dBまでは正常、+30dB以上なら軽度の難聴と言われます。




                                        
                               



・検査前に大きな音を聞かないようにしてくだい。
・検査前には補聴器やイヤリング・ピアスなどは外してください。
・体調(主にストレス)により結果が変動することがあります。




                                        
                               



伝音難聴、感音難聴、メニエール病、中耳炎、神経障害、顔面麻痺など




                                        
                             



メニエール病を疑うときは、平衡機能検査、頭部CT検査、眼振検査を行います。
原因により、鼓膜の動きを調べるティンパノメトリー検査、言語の聞き取り具合で難聴の程度を調べる語音聴力検査などを行います。高度の難聴の場合、補聴器の装着が必要です。




                                        
                               



聴力障害の程度


 音の大きさ  程度 日常例 
 20dB   木の葉のふれ合う音、置時計の秒針の針(前方1m)
 30dB 普通の会話には不自由しないが、ささやき声は聞き取りにくい。  郊外の深夜・ささやき声 
 40dB

会議場での聞き取りは困難。1対1の会話では不自由しないが、聞き違いがある。 

市内の深夜・図書館・静かな住宅の昼
 50dB 会議場での聞き取りは不自由。1mくらいの距離で大声なら聞き取れる。 静かな事務所
 60dB   静かな乗用車、普通の会話
 70dB 50cm以上離れると、会話が困難。 ・ステレオ(正面1m、夜間)・騒々しい事務所の中・騒々しい街頭
 80dB

耳にくっつくように話さなければ、会話の聞き取りができない。

地下鉄の車内・電車の車内・ピアノ(正面1m 
 90dB 耳にくっつくようにして、大声で話す必要がある。 騒々しい工場の中・カラオケ(店内客席中央) 
 100dB 会話がまったく聞き取れない。 電車が通るときのガードの下
 110dB 会話がまったく聞き取れない。 自動車の警笛(前方2m 
 120dB 会話がまったく聞き取れない。 飛行機のエンジンの近く








基準値は検査方法や測定方法、測定機器、用いる試薬、単位などにより値が異なります。
単に数字を見るだけではなく、測定方法や単位なども注意深く確認してください。
また、個人個人の生理的変動によってかなり左右される項目もありますので、少し値が基準値から外れていたからといって神経質にならないでください。あくまで健康の目安として考えるとよいでしょう。





このエントリーをはてなブックマークに追加



スポンサードリンク


   インフルエンザ検査とは
   インフルエンザの常識
   新型インフルエンザの予防と対策
   ノロウイルスの常識
   ピロリ菌の常識
   良い病院を見分けるポイントとは?
   安心できる医師のポイントとは?
   賢い「かかりつけ医」の選び方
   個室料を払わなくてもよいとき
   薬の「食前」「食間」「食後」とは?
   風邪のときにお風呂に入ってはいけないの?




                                        


       

病院の常識病院を使いこなす医療費お得情報ちょっとした疑問再生不良性貧血臨床検査技師
血液検査サイトマップお問い合わせリンクホーム

Copyright(C) これであなたも医の達人 All Rights Reserved.