風邪のときにお風呂に入ってはいけないの？理由。

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　なぜ風邪のときにお風呂に入ってはいけないのか

昔から「風邪のときはお風呂に入ってはいけない」といわれるのは、入浴でからだが温まると血管が拡張し、お風呂上りに熱が放散されて、いわゆる湯冷めを起こす人が多かったからです。

とくに昔の日本家屋は、すき間風があるのが当たり前の家だったため、湯冷めを起こす人が多く、入浴はやめたほうがよいと言っていたのでしょう。

また、低下している体力を入浴によってさらに消耗させないようにするのも理由です。風邪で熱があるときはすでに体力を消耗しているのに、その状態で熱いお風呂に入るのは余計に体力を消耗してしまいます。

とくにお年寄りや体力のない人は、入浴が負担になったり、お風呂上りに具合が悪くなったりすることもありますので気をつけましょう。

よって、風邪で熱がある状態では入浴は避さけてください。
しかし、熱がなく、症状が軽い状態であれば入浴してもかまいません。気分もさっぱりして、ぐっすり眠れるでしょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　お風呂の入り方に気をつける

お風呂でからだを温め、血行を良くし、からだの新陳代謝を盛んにするほうが風邪退治には効果的です。

ただしその際には、体力の消耗が少ない40度くらいのぬるめのお湯に20分ほどゆっくり入ってからだを温め、入浴後も素早くからだを乾かし、熱が奪われる前に布団に入り、からだを休めれば体力の回復にも効果的です。

また、シャワーを浴びるだけならいいかなと湯船に入らない人もいますが、からだを十分に温めるためにも、ぜひ湯船につかるようにしてください。

入浴前には部屋や脱衣所を温めたり、洗った髪はすぐにドライヤーで完全に乾かすなどの工夫もしましょう。