プロカルシトニンの基準値(正常値)、疑われる病気 -生化学検査- 健康・医療の総合情報サイト
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みなさんの中には「検査は医者にまかせておけば大丈夫」と思っている人も多いでしょう。
しかし、「自分の身は自分で守る」時代です。
これから行われる検査が「どのような検査」で「どんな目的」で検査するのか知っているだけで、無用な心配は無くなり、いっそう自分の健康管理の向上につながると思います。

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   プロカルシトニン   別名 : Procalcitonin(PCT)



   

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ECLIA法 :    0.05 ng/ml未満


鑑別診断のカットオフ値 : 0.50ng/mL未満
敗血症(細菌性)重症度判定のカットオフ値 : 2.00ng/mL以上




                                        
                               



敗血症(細菌性)の鑑別診断および重症度がわかる。




                                        
                               



プロカルシトニン(PCT)は、甲状腺C細胞から産出されるカルシトニンの前駆蛋白質で通常血中には分泌されません。しかし、細菌感染時にはプロカルシトニンが全身臓器で産生されて血中に分泌し、血中濃度が上昇します。


全身性感染症、特に細菌感染症でプロカルシトニンの血中濃度は上昇し、ウイルス感染症や慢性炎症性疾患、自己免疫疾患、アレルギー疾患、局所の細菌感染ではほとんど上昇が認められないのが特徴です。


細菌感染症をウイルス感染症や他の原因による炎症性疾患から迅速に鑑別できれば、抗菌薬を投与すべき症例をより適確に判別することが可能となります。よって細菌性敗血症の早期診断マーカーとして用いられ、迅速な抗菌薬投与の目安となります。


プロカルシトニンはエンドトキシンやIL-6、CRP等の血中マーカーよりも細菌感染に特異的で、重症細菌感染症、敗血症の新しいマーカーとして大変注目されています。




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・細菌・寄生虫・真菌感染症を疑うとき
・敗血症の重症度評価の指標・経過観察・予後判定




                                        
                               



高値


  全身性炎症反応を示す細菌感染症、敗血症、全身性真菌感染症、膵炎など




低値


  ウイルス感染症、慢性全身性炎症(リウマチ関節炎、血管炎など)
  自己免疫疾患、腫瘍、局所限局細菌感染症など








基準値は検査方法や測定方法、測定機器、用いる試薬、単位などにより値が異なります。
単に数字を見るだけではなく、測定方法や単位なども注意深く確認してください。
また、個人個人の生理的変動によってかなり左右される項目もありますので、少し値が基準値から外れていたからといって神経質にならないでください。あくまで健康の目安として考えるとよいでしょう。





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