シスタチンCの基準値(正常値)、疑われる病気 -生化学検査- 健康・医療の総合情報サイト
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みなさんの中には「検査は医者にまかせておけば大丈夫」と思っている人も多いでしょう。
しかし、「自分の身は自分で守る」時代です。
これから行われる検査が「どのような検査」で「どんな目的」で検査するのか知っているだけで、無用な心配は無くなり、いっそう自分の健康管理の向上につながると思います。

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   シスタチンC    別名 : cystatine-C



   

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ラテックス凝集比濁(LA)法 :    男性0.63〜0.95 mg/l
   女性
0.56〜0.87 mg/l




                                        
                               



早期腎機能障害を推測できる。




                                        
                               



シスタチンC は分泌蛋白であり、全身の体細胞で産生、分泌されます。生体内の酵素によって引き起こされる細胞・組織の障害をインヒビター活性で抑制する働きをします。


血中シスタチンCは血中の蛋白質とは結合せず、また複合体も形成しない特徴があります。このため、β2-マイクログロブリンと同様に、腎糸球体を容易に通り抜け、腎臓の近位尿細管で再吸収された上、最終的に分解を受けます。糸球体濾過率(GFR)が低下すると、糸球体濾過値の低下を反映してシスタチンCは尿中へ出て行かなくなるため、血中濃度が上昇します。これを利用し、シスタチンC濃度の逆数からGFRを推定することができます。


腎臓における糸球体濾過率(GFR)の指標として現在広く検査されている尿素窒素(BUN)やクレアチニン(Cre)にはGFRの指標として使用するには食事の影響や組織蛋白の異化や肝機能に敏感に反応し変動してしまう欠点があります。


また、β2マイクログロブリンやα1マイクログロブリンは感度が高いGFRの指標ではありますが、炎症や悪性腫瘍が併存することで偽高値となります。


これらのことを踏まえると、シスタチンCは特異性が高く、従来の検査と比べて感度が高いGFRの指標として大変有用なのです。また、筋肉量の影響を受けないため性差が小さく、クレアチニン・クリアランス(Ccr)の推定にも用いられます。




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・腎機能障害が疑われるとき




                                        
                               



高値


  腎機能(糸球体濾過値)低下、甲状腺機能亢進症 など




低値


  甲状腺機能低下症








基準値は検査方法や測定方法、測定機器、用いる試薬、単位などにより値が異なります。
単に数字を見るだけではなく、測定方法や単位なども注意深く確認してください。
また、個人個人の生理的変動によってかなり左右される項目もありますので、少し値が基準値から外れていたからといって神経質にならないでください。あくまで健康の目安として考えるとよいでしょう。





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