腹部超音波(腹部エコー)検査の流れ、時間、注意、病気、異常値など -生理学的検査- 健康・医療の総合情報サイト
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みなさんの中には「検査は医者にまかせておけば大丈夫」と思っている人も多いでしょう。
しかし、「自分の身は自分で守る」時代です。
これから行われる検査が「どのような検査」で「どんな目的」で検査するのか知っているだけで、無用な心配は無くなり、いっそう自分の健康管理の向上につながると思います。

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   腹部超音波(腹部エコー)検査    別名:腹部エコー    



   

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超音波は臓器にぶつかるとエコー(反射波)にひずみが生じ、そのひずみが組織の性質の違いによって濃淡のある画像として浮かび上がってきます。腹部では、腫瘍や結石などの病変があった場合、その部分がほかと違った濃淡の像として浮かび上がります。臓器の断面の様子だけではなく、動きもそのまま画像となって観察することができます。したがって腹部超音波検査は肝臓、腎臓、脾臓、膵臓、胆のうなどの腹部内臓器の病変部を観察し、診断するのに重要で、中でも胆石や早期肝臓がんの発見に有用です。


超音波検査はX線検査のように放射線による被曝(ひばく)の心配がありませんので、妊婦や乳幼児でも安心して検査を受けることができます。産婦人科では胎児の診察にも用いられています。




                                        
                               



通常は超音波検査室で検査を行います。腹部を露出してベッドにあお向けになります。
超音波の発信機能と受信機能をもつ超音波発振器(プローブ)を腹部にあてて超音波を発信し、反射してきたエコー(反射波)を超音波検査装置に映し出し、その断層面の画像を観察します。


プローブを腹部にあてる前に、超音波を通しやすくするゼリーをぬってぴったりと密着させます。少しひんやりしたり、くすぐったく感じることがあります。また、検査部位によっては、横向きに寝たり、起きて座位になって検査をすることもあります。




                                        
                               



検査時間は10〜30分程度です。




   
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・検査前日の夜9時から翌日検査が終わるまでは絶食となります。水やお茶はとっても
 かまいません。
・便秘ぎみの人は、あらかじめ申し出てください。おなかにガスがたまっていると、画像
 が映りにくくなるため、前日に下剤、またはガスがたまるのを防ぐ薬(消泡剤)を服用
 することがあります。
・検査前(婦人科検査以外の場合)には排尿・排便を済ませておいてください。
・婦人科の検査では、膀胱に尿をためたまま検査を行うことがあります。
・上半身裸になり、腹部を出しやすい検査着を着ます。
・指示されたら、おなかをへこませたり、ふくらませたり、息をしっかり止めたりします。
・超音波が通りやすくなるようにゼリーをぬりますので、少し冷たく感じることがあります。




                                        
                               



肝硬変、胆石症、胆のう炎、胆のう・胆管がん、膵炎、膵がん、腎がん、卵巣のう腫、
卵巣がん、子宮筋腫、子宮がん、大動脈瘤、前立腺肥大など




                                        
                             



なんらかの異常が見つかった場合は、さらに詳しい検査を行います。血液検査や腹部X線CT検査、組織の一部を採取する生検、腫瘍マーカー検査など。








基準値は検査方法や測定方法、測定機器、用いる試薬、単位などにより値が異なります。
単に数字を見るだけではなく、測定方法や単位なども注意深く確認してください。
また、個人個人の生理的変動によってかなり左右される項目もありますので、少し値が基準値から外れていたからといって神経質にならないでください。あくまで健康の目安として考えるとよいでしょう。





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