MRI(磁気共鳴画像診断)検査の流れ、時間、注意、病気、異常値など -生理学的検査- 健康・医療の総合情報サイト
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みなさんの中には「検査は医者にまかせておけば大丈夫」と思っている人も多いでしょう。
しかし、「自分の身は自分で守る」時代です。
これから行われる検査が「どのような検査」で「どんな目的」で検査するのか知っているだけで、無用な心配は無くなり、いっそう自分の健康管理の向上につながると思います。

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   MRI(磁気共鳴画像診断)検査    別名 磁気共鳴画像診断検査



   

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MRI検査は、磁気共鳴という物理現象を応用して体内の断面を画像化し、病変部の観察や診断に利用する検査です。




磁気共鳴のしくみ
体内に存在する水素原子核は、大きな磁場の中ではある特定の周波数で振動します。これと同じ周波数のラジオ波と呼ばれる電磁波を外からあてると、水素原子核は共鳴し、ラジオ波のエネルギーを吸収します。ところが、このときラジオ波を止めると、今度は逆に水素原子核から同じ周波数のラジオ波が放出されてきます。これが磁気共鳴のしくみです。このときに放出されるラジオ波をMR信号と呼びます。


MRI(磁気共鳴画像診断)検査はこの共鳴現象によりラジオ波(MR信号)を発生させ、それを収集してコンピュータ解析し、画像化する検査です。筋肉や脂肪、血管系などの柔らかい部位の変化の撮影に優れており、撮影方向が多様なため、より立体的に各臓器を写し出せる特徴があります。




MRI検査はX線CT検査に比べて、次のような利点があります。
@ 磁気や電波は骨に邪魔されないので、脳や脊髄の鮮明画像が得られる。
A X線を使用しないため、被曝の心配がない。
B 血液の流れまでも調べることができる。
C 撮影方向が多様なため、あらゆる部位の任意の鮮明な断層画像が得られる。




                                        
                               



MRI装置を設置した特別な検査室で行います。ベッドに横になり、ベッドごとガントリーという大きな円筒状の部分まで移動させ、そこから強力な磁気をあてます。X線CT装置に比べるとガントリーが長く、小さなトンネル状になっています。ガントリー内では工事現場のようなドーンという音が連続で聞こえますが、できるだけ動かないでください。静かに横になっているだけで検査は進みます。


造影剤を静脈から注入して撮影することもあります。




                                        
                               



検査時間は20〜40分くらいです。




   
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・電磁波を使用するため、心臓のペースメーカーをつけている人は検査を受けられませ
 ん。
・強力な磁気を使用しますので、金属製のもの(メガネ、ヘアピン、義歯、時計、アクセ
 サリー、金属の付いた下着など)は検査前に取り外してください。
・手術で体内に医療用金属類を埋め込んでいる人は危険な場合もありますので、必ず
 事前に医師に申し出てください。
・クレジットカードなどの磁気カードは磁気の影響で使用できなくなることもありますの
 で、検査室に持ち込まないでください。
・造影剤を使う場合、ヨード系薬剤でアレルギー反応を起こしたことがある人は必ず医
 師に申し出てください。
・X線と違い被曝の心配はありませんが、念のため妊娠中の人は事前に申し出てくださ
 い。




                                        
                               



血管疾患(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、動脈瘤など)、頭部外傷、全身の腫瘍
(脳腫瘍、肺がん、肝がん、腎がん、リンパ腫など)、結石、腰や関節の異常など




                                        
                             



頭部の異常が見つかった場合、脳外科での緊急処置が必要です。
臓器の腫瘍が疑われる場合、それががん細胞なのかを調べる必要がありますので、組織の一部を採取する生検、細胞診検査、腫瘍マーカー検査、血管造影検査などを行います。








基準値は検査方法や測定方法、測定機器、用いる試薬、単位などにより値が異なります。
単に数字を見るだけではなく、測定方法や単位なども注意深く確認してください。
また、個人個人の生理的変動によってかなり左右される項目もありますので、少し値が基準値から外れていたからといって神経質にならないでください。あくまで健康の目安として考えるとよいでしょう。





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