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病名 |
悪性関節リウマチ |
よみがな |
あくせいかんせつりうまち |
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既存の関節リウマチに、血管炎をはじめとする関節外症状(心臓、肺、消化管、神経など)が認められ、難治性もしくは重篤な状態を伴った場合、悪性関節リウマチとなります。
関節リウマチの期間が長く、骨の破壊が進行した人に多く発症します。発症のピークは50歳代で、一般の関節リウマチより高齢で男性に多くみられます。
内蔵に症状が現れる「全身血管炎型」と手足や皮膚に症状が現れる「末梢動脈炎型」に分けられます。
「全身血管炎型」の主な症状としては、関節リウマチによる多発性関節痛に、発熱、体重減少、疲労感、食欲不振を始め、リウマトイド皮下結節、紫斑、筋力低下、心筋炎、心筋梗塞、血管炎症状など、進行により様々な症状を併発します。
「末梢動脈炎型」では、皮膚の潰瘍、先端の壊死や壊疽などが主症状となります。
体質や遺伝など言われていますが、はっきりとした原因は不明です。
血液検査により、白血球の増加、血小板の増加、C反応タンパクと赤血球沈降速度亢進の値が高くなります。また、血清リウマトイド因子の値が高くなります。
対して補対価(病原体を排除する際に補助する機能)は低下します。上記の状態にX線やMRIで多量の骨破壊の確認など様々な検査の結果、確定されます。
それまでの抗リウマチ剤による関節リウマチ自体の治療を継続して行いますが、進行した場合、ステロイド治療や免疫抑制薬使用します。また、血流改善を目的に、抗凝固剤を使うこともありますが、治療法の選択は症状により異なります。
脂肪分を避け、減塩をし、バランスのとれた食事を心がけましょう。禁煙はもちろんですが、肥満にならないように十分注意しましょう。治療中は高カルシウム、高カリウム、魚の脂などを積極的にとり、若干多めにカロリーをとるようにしましょう。
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