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胃壁内の粘膜に発生し、外に向かって徐々に深く大きくなっていく細胞集団です。がんが粘膜の下層にある場合は早期胃がん、筋肉層より深く浸潤したものを進行胃がんといい、進行胃がんの場合はリンパ液の流れにのって、転移する可能性が高くなります。
早期の場合、自覚症状は少なく胃炎に似た痛みや胃部の不快感のみのため、検診などで見つかることがほとんどです。進行すると、食事が通りにくくなったり、胃痛、胃の重量感、体重減少、貧血をおこしたりします。
さらに進むと、みぞおちやへその下あたりにしこりが感じられたり、おなかに水がたまったりします。
本来の原因はまだ不明ですが、過食、早食い、飲酒、喫煙、塩分のとりすぎなどの食生活が危険因子と考えられています。またピロリ菌の感染も原因のひとつと考えられていますが、まだ結論は出ていません。
胃内視鏡や、胃X線検査をまず行います。胃がんが発見されると、転移の確認のため、腹部超音波や胸部・腹部CT、直腸検査などをおこないます。
また、血液検査により腫瘍マーカー(CEA、CA19-9など)の値を確認しますが、胃がん特有ではないため、すべての患者で値が高くなるわけではありません。
現在、根治できる治療は手術になります。ステージや発症部位によって、内視鏡を使う軽い手術から、胃のすべてを切除するものまであります。その他にも、抗がん剤、放射線療法、免疫療法、温熱療法など状況により治療方法は様々です。
胃を切除すると、一回にとれる食事の量が少なくなるため、1日5〜6回にわけて取る必要がありますが、次第に普通の人と同じように食事ができるようになります。ただ、腹部膨満、摂食不良、下痢や逆流性食道炎などの術後後遺症が見られる場合が多いので、主治医とよく相談して対応しましょう。
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