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病名 |
アテローム血栓性脳梗塞 |
よみがな |
あてろーむけっせんせいのうこうそく |
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脳の動脈が途中で詰まることで先に血液が流れず、脳が酸素不足で壊死してしまい、働きが低下したり失われたりする脳血栓のひとつで、主に太い動脈の内腔に血栓による狭窄や詰まりがおこるものです。お粥状のかたまりができるため粥状(じゅくじょう)動脈硬化とも言われます。
血管が詰まった場所により症状が違いますが、一般的には顔面の片側や舌の半面がまひをおこし、ろれつが回らなくなる構音障害や、手足のまひと感覚の低下ですが、それに加え、意識障害や失語、失認、視野障害などの高次機能障害が起こる場合があります。最も発症しやすいのは睡眠時です。
高血圧や糖尿病が原因でおこることが多く、脂質異常症、多血症、喫煙、飲酒、肥満なども要因となります。
各種障害や眼球運動異常を視診することで、詰まっている場所を推測できます。血液検査からは特徴的な所見を見つけるのは難しいのですが、高脂血症や糖尿病などの基礎疾患が分かるため、必ず行われます。また、CTやMRIにより部位や状態が確定されます。
血栓を溶かす血栓溶解薬を用いた血栓溶解療法、血液を固まりにくくする薬を使う抗凝固療法や抗血小板療法など症状によって様々な方法を組み合わせて治療します。
発症後3時間以内であれば、血栓溶解剤t−PA(アルテプラーゼ)が有効と言われていますが、使用基準を守らないと脳内出血を起こす場合があるので、注意が必要です。また重度の狭窄が見られる場合は、内膜剥離手術を行う場合もあります。
高血圧や糖尿病など生活習慣病が原因となる場合は多いので、喫煙や飲酒、肥満などに気を付けましょう。
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