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ホーム>病気一覧>ソ行>鼠径ヘルニア
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鼠径とは、太ももや足の付け根の部分を言いますが、その筋膜の間から腸などの内臓が飛び出して膨らんでしまいます。腸が出ている事が多いため、脱腸とよばれています。
鼠蹊部にふくらみができ、普通は、指で押さえると引っ込みますが、多くはおなかを押すと飛び出し、仰向けになるとおさまります。痛みや違和感がおこり、吐き気が伴う事もあります。また、腸以外にも、腹膜や卵巣などが脱出してしまう場合もあります。
成人の場合、加齢により鼠蹊部が弱くなり、飛び出しやすい形をしている人が、重いものを持ったり、便秘やせきなどで腹圧が高くなった状態をきっかけに発症します。前立腺の手術後に発症しやすいという傾向もあります。
視診と触診で診断できますが、超音波検査やCT検査、ヘルニオグラフィーという造影検査を行う場合があります。
一時的にバンドで脱出しないように押さえる事はできますが、根治するためには、脱出した内臓をおなかの中に戻し、腹壁の孔をふさぐ手術が行われます。
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