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病名 |
総胆管拡張症 |
よみがな |
そうたんかんかくちょうしょう |
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十二指腸へ胆汁を送る総胆管の一部もしくは全体が袋状や瓶のように膨らんでしまいます。東洋人の女性に多くみられる症状です。
黄疸、腹痛、おなかの腫瘍が特徴的ですが、すべての症状が一緒に出ることはまれです。乳児期では、便が灰白色になるのが特徴で、発熱や嘔吐を繰り返すこともあります。肝機能障害や膵炎、胆石症、胆管炎、胆道がんなどが合併症としておこる場合もあります。
はっきりした原因は不明ですが、多くの場合は先天性のものと考えられています。幼児期に無症状のままで、成人になってから発症することもあります。
血液検査、腹部超音波検査で診断がおおよそつきますが、合併症などを確認するためにCT検査、MRI,胆道の直接造影などが必要となります。
放置しておくと肝硬変などを発症する可能性があるため、拡張胆管の切除と、胆管と腸をつなぐための手術が行われます。肝臓内の胆管が拡張している場合には、肝切除を行うこともあります。
手術後の経過は良好ですが、胆管結石や胆管炎をおこしやすいので、定期的に経過観察のための検査が必要です。
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