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ホーム>病気一覧>シ行>神経筋疾患
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脊髄の前角にあるα運動ニュートロン(運動神経)、神経筋接合部(運動神経と筋肉のつなぎ目)、筋肉細胞などに障害がおこってしまいます。
神経が障害をおこす神経原性疾患を筋萎縮症、神経以外の部分が障害をおこす筋原性疾患をミオパチーといいます。まったく違う病気ですが、症状が似ているため、神経筋疾患とまとめて称されます。
どちらも、筋力が低下するため手足が麻痺をおこし、力が入らなくなります。また、筋肉がやせてきます(筋萎縮)。
心臓には運動神経がないため、神経原性筋萎縮症では、心臓に障害がおこりませんが、筋肉でできているため、ミオパチーの場合、心臓にも障害がおこり心筋症や左心不全になってしまうこともあります。
ただ、どちらの場合も、合併症として呼吸不全をおこすことが多くなっています。
遺伝性のある先天性のものや、成長後におこるものもあり、はっきりした原因は分かっていません。
血液検査、CT検査、筋電図検査などで筋肉の障害部位などを調べますが、障害の状態を調べるためには、患部を一部採取しての筋生検が必要です。また、遺伝である場合が多いので、遺伝子検査が行われることもあります。
現在、治療法が確立していないため、症状を和らげるための対症療法が中心です。また、使わないことにより筋力を落とさないことが大切なので、リハビリテーションなども行われます。
筋力が弱っていても、日常生活はなるべく自力で行い、リハビリテーションも積極的に参加し、筋力低下を防止することが大切です。
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