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病名 　　 食道憩室 よみがな 　 　しょくどうけいしつ

どんな病気か 口腔・下咽頭と胃の間にある食道の壁が、なんらかの理由で袋状になって外側に突出してしまいます。下咽頭部にできる下咽頭憩室（ツェンカー憩室）、食道の中部にできる中部食道憩室、横隔膜にできる横隔膜上憩室があります。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　症状 ほとんどが無症状ですが、下咽頭部憩室では、憩室内に食物が入って袋が大きくなって食道を圧迫するため、嚥下困難やのどの違和感、食物が逆流する感じや胸やけ、せきなどがおこります。逆流によって誤嚥性肺炎をおこすこともあります。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　原因 食道の筋層も張り出したものを真性憩室、筋層以外の部分が張り出したものを仮性憩室と言いますが、食道内圧が高く弱い部分が張り出す圧出性憩室と、食道の一部が周囲の組織と癒着することで引っ張られる牽引性憩室とに分かれます。 原因の不明な先天性のものと、後天性のものがあり、後天性のものとしては、結核性リンパ腺炎が食道壁まで広がり、癒着しておこるものなどがあります。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　検査と診断 食道X線造影検査で憩室を確認します。食道内視鏡検査が行われる場合もあり、診断が確定します。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　治療 特に症状がなければ、治療は必要ありません。食道への圧迫が強く症状が出ていたり、炎症を繰り返す場合には、憩室を切除したり、縫縮する手術が行われます。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　日常生活の注意 憩室にがんが発生することもあるので、治療をしなくても定期的に検査をすることが大切です。 ツイート スポンサードリンク 　　　薬の形の秘密 　　　薬の使用期限と効果・影響 　　　薬の上手な保管方法 　　　賢い「かかりつけ医」の選び方 　　　治療費を払えないときはどうなるの？ 　　　良い病院を見分けるポイントとは？ 　　　安心できる医師のポイントとは？

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