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ホーム>病気一覧>シ行>食道狭窄
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口腔・下咽頭と胃の間にある食道が、なんらかの理由で狭窄をおこし、飲食物が通過しづらくなってしまいます。
食道が狭窄することで、飲食物の嚥下困難やつかえ感などをおこします。悪性腫瘍の食道がんが原因での場合、進行すると声帯麻痺をおこして声がかれたり、肺炎や出血をおこすこともあります。
原因不明な先天性のものと、後天性のものがあります。後天性のものとしては、逆流性食道炎や食道潰瘍、食道の損傷に伴い瘢痕ができ、そこが狭窄をおこします。また、食道がんが進行しておこる場合もあります。
血液検査、造影剤を飲んでの食道X線検査と食道の粘膜をヨード(ルゴール)染色法で染める食道内視鏡検査などが行われます。組織の一部を採取して生検が行われる場合もあります。がんであった場合、CT、MRIの造影検査により、周辺臓器への浸潤やリンパ節や他の臓器への転移を確認します。
原因となっている疾患の治療が第一ですが、嚥下障害が続く場合には、ブジーという金属性の器具を使って食道を拡張します。それでも効果がみられない場合には、食道と胃を結ぶバイパス手術や狭窄部分を切除するなどの手術療法が行われます。
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