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病名 |
食道アカラシア |
よみがな |
しょくどうアカラシア |
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食道運動異常症のひとつで、煽動運動の第一波がおこらず、胃との接合部にある下部食道括約筋が緩まないため、胃に飲食物が送られなくなってしまいます。アラカシアはラテン語で「弛緩が欠如した」という意味です。
飲食物の嚥下困難感(つかえ)がおこります。固形物より流動物が飲みにくく、胸焼けや吐き気、嘔吐をおこすこともあります。また食道が収縮する際に、胸に痛みを感じたり、横になったときに食道内にたまっていたものが逆流して気管に入り、誤嚥性肺炎をおこすこともあります。
はっきりしたことは不明ですが、ウイルスや神経の変性疾患が原因で、食道の節細胞が変質して弛緩不全をおこし、収縮した部分が食道全体に拡張していくと考えられています。
食道X線造影検査が行われます。食道の働きを調べるために食道内圧検査や、内視鏡検査などを行い、診断が確定します。
軽度の場合は、カルシウム拮抗薬を内服して、下部食道括約筋圧を下げます。しかし、多くは、食道内にカテーテルを入れ、狭窄部をバルーンで広げるバルーン拡張術や、食道を切開して胃への出口を形成する手術が行われます。
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