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病名 |
小児糖尿病 |
よみがな |
しょうにとうにょうびょう |
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小児期に、血液中の血糖値が高くなる糖尿病が発症します。糖尿病には、原因により1型糖尿病、2型糖尿病、病態によりインスリン依存状態、インスリン非依存状態など4つに分類されます。
1型糖尿病では、血糖値が上がることで血液の浸透圧が上がり、のどが渇き、糖が排泄量をこえるため、頻尿、尿量の増加などがおこります。また、ブドウ糖をエネルギーとして利用できないため、体重減少がみられます。
2型糖尿病では、肥満以外に自覚症状は乏しく、尿検査で発覚する場合が多くなっています。
1型では、ヒト特異抗原などの遺伝因子になんらかの因子が加わって自己免疫異常をおこし、インスリンを産出する膵臓のβ細胞を破壊することでインスリンが欠乏します。
2型では、遺伝的にあるインスリンの分泌低下や抵抗性に、過食や運動不足、肥満、加齢、ストレスなどの環境因子が加わり、インスリン作用がさらに低下します。
血液検査や尿検査を行います。特に、血糖値や尿糖、HbA1Cなどの検査が大切です。
1型では、注射によるインスリンの補充をおこなうインスリン療法が不可欠ですが、それに併せて、十分なエネルギーを摂取する食事療法や運動療法が大切です。食前インスリン注射でも改善が見られない場合は、二糖類分解酵素阻害薬が併用されます。
2型では、摂取エネルギーを適正化する食事療法と運動療法を中心に行いますが、改善しない場合は、経口血糖降下薬やインスリン製剤を使用する場合もあります。
高血糖を放置しておくと、様々な合併症をおこすので、良好な血糖コントロールを続けていくことが大切です。
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