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病名 |
上大静脈症候群 |
よみがな |
じょうだいじょうみゃくしょうこうぐん |
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心臓に血液をもどす静脈のひとつである上大動脈が、なんらかの理由で閉塞したり圧迫され、還流障害をおこします。もどれなくなった血液は、頭や腕にたまり、むくんできます。
上半身、とくに頭や顔にうっ血や腫れをおこします。
最も多いのは肺がんや縦隔腫瘍など、胸部の腫瘍によるものです。その他、胸部大動脈瘤により圧迫されることでもおこります。また、留置カテーテルにより血栓ができてしまう場合もあります。
腕の静脈圧を測ったり、静脈造影などを行います。胸部のX線検査やCT、MRIなどの画像検査で、障害をおこすような腫瘤がないかどうかを確認します。
手術による腫瘍の摘出や血栓の除去、バイパス形成など原因となる病気の治療が行われます。悪性腫瘍が原因の場合は、なるべく上半身に静脈血が心臓にもどりやすくするために、できるだけベッドに座っているようにするなどの対症療法がとられます。
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