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胎盤を作る絨毛細胞由来のがんです。妊娠に関連する妊娠性絨毛がんと、妊娠には関係なくおこる非妊娠性絨毛がんがあります。肺や脳、肝臓などに血行性転移をおこしやすい性質をもっています。
不正性器出血やおりものの増加がおこります。転移しやすいため、肺に転移するとせき、血痰、胸痛、呼吸困難などをおこし、脳転移では、頭痛、けいれん、意識障害をおこすなど多彩な症状があります。
なぜ発症するのか不明ですが、妊娠性絨毛がんは、胎盤を作るための絨毛細胞が悪性化したものなので、流産、妊娠中絶、子宮外妊娠、早産、正常分娩などあらゆる妊娠後に発症する可能性がありますが、胞状奇胎の場合、発生率が高くなります。
非妊娠性絨毛がんは、胚細胞性腫瘍のひとつとして、卵巣や精巣、前縦隔に発生したり、胃がんや肺がんなどの分泌異常として発生することもあります。
血液検査や尿検査、視診などを行います。病巣を探すために、胸部X線撮影や骨盤動脈撮影、超音波検査やCT、MRIなどの画像検査が行われます。最終的に手術などで摘出したものの病理組織学的検査を行なって確定します。
一般的に転移しやすいため、手術で病巣を摘出したあと、全身的治療として抗がん剤を組み合わせた多剤併用化学療法が行われます。脳への転移には放射線療法が有効な場合もあります。
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