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ホーム>病気一覧>シ行>紫斑病
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血管から皮膚や粘膜の下に赤血球がでてきて(内出血)、そこが紫色に見えることを紫斑といいますが、この紫斑が主な症状の病気です。血管に異常があっておこる血管性紫斑病と血小板の数や性質の異常でおこる紫斑病があります。
血管性紫斑病のひとつであるアレルギー性紫斑病は、アレルギー反応によって血管に炎症がおこるため、からだの左右に赤い発疹ができ、その部分に紫斑が現れます。関節の痛みや腫れ、腹部のさしこむような痛み、吐き気、下血、発熱などがおこることもあります。
血小板の異常でおこる場合は、皮膚に点状の出血が見られ、鼻や歯茎、尿路などからも出血しやすくなります。重症になると、内臓にも出血をおこします。
先天的な遺伝や病気の症状として、血管の病的な変化や血小板の異常、血液凝固のしくみの異常がおこり紫斑をつくります。
アレルギー性の場合は、問診や紫斑の視診、血液検査、尿検査などを総合して診断が確定します。血小板に問題がある場合は、併せて止血能検査や骨髄検査なども行います。
アレルギー性の場合は、ほとんどの場合4週間ほどで自然に治るので安静を保ち治癒を待ちます。悪化を抑えるために、免疫抑制薬や副腎皮質ホルモンが使われることもあります。血小板の減少をおこしている場合は、副腎皮質ホルモン薬の使用や血小板の輸血、免疫グロブリン製剤を静脈投与する場合もあります。
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