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ホーム>病気一覧>シ行>歯肉がん
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歯茎の歯肉にがんができてしまいます。口腔がんのひとつで、比較的稀ながんです。下顎の歯茎に発症することが多く、40歳以上の男性に多くみられます。
初期段階では、歯肉が赤くなり、白斑やただれ、潰瘍ができて歯周病と似た症状がおこります。進行すると、病変部周囲の骨にまで広がり吸収や破壊されてしまうことで、歯がゆるんだり脱落しそうになります。義歯の下にがんができると、義歯が合わなくなってしまいます。
はっきりしたことは不明ですが、喫煙や飲酒、虫歯、歯垢、破損した義歯の使用などが関係していると考えられています。
視診と触診、病変部の組織検査を行うことでほぼ確定します。CTやMRI、超音波検査の画像検査で進捗程度を確認します。
病変が骨に近いため、放射線療法よりは手術が主体となります。上あごの切除では、術後、特別な入れ歯で対応できますが、下あごを広範囲切除した場合は、形成外科的にあごの再建を行い、機能回復をはかります。また、抗がん剤などの化学療法が併用される場合もあります。
喫煙や過度の飲酒など、口腔内に慢性的な刺激を与えないように注意しましょう。また、歯周病に気を付けていると、早期発見が可能なので、歯科医の定期検査は受けるようにしましょう。
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