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ホーム>病気一覧>シ行>腎膿瘍
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腎臓組織の外側にある皮質などに細菌が感染して、膿の塊ができてしまいます。小さな膿の塊が大量にできたり、融合したりすると腎実質のほとんどが膿で占められ、覆っている膜を破り外の組織にも感染すると腎周囲膿瘍となります。
高熱、悪寒、体重減少、倦怠感がおこります。わき腹が痛み、特に押したりたたいたりすると、痛みが強くなります。
皮膚や口腔内など腎臓以外の部分で感染した細菌が、血流にのって腎臓に運ばれ感染します。原因菌の多くは黄色ブドウ球菌などのグラム陽性球菌です。
わき腹を触ると大きくなった腎臓がわかります。血液検査、造影剤を静脈に注射して、腎盂に出てくる様子を見る静脈性腎盂造影、CT、超音波検査などの画像診断で病変の場所や広がりを確認します。
原因菌がわかり、膿瘍が小さい場合は、強力な抗菌薬を使用する化学療法が行われます。症状が強く、膿瘍が大きい場合は、穿刺ドレナージや切開して膿を排出する必要があります。敗血症のおそれがある場合は、腎臓を摘出することも選択されます。
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