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妊娠高血圧症候群のひとつで、発作のため意識消失や全身のけいれんをおこします。発症の時期によって、妊娠子癇、分娩子癇、産褥子癇にわかれます。母体や胎児の死亡率が若干高く、治っても後遺症が残ることもある危険な病気です。
妊娠20週以降に、目の前がチカチカする、視野が狭くなるなどの視覚障害、吐き気、嘔吐、胃痛、めまい、頭痛、耳鳴りなどの前駆症状のあと、全身のけいれん、意識障害、一時的な呼吸停止などをおこします。むくみがひどくなることもあります。
はっきりしたことはわかっていませんが、妊娠高血圧による高血圧と末梢循環機能障害から、脳への血液循環に障害がおこるために発症すると考えられています。
既往の病気がなく、意識障害やてんかんをおこした場合、ほぼ診断はできますが、血圧測定、血液検査、胎児心拍モニタリング、CT、MRIなどを行い、診断が確定します。
発作の前触れが見られた場合、外部からの刺激を避けるため、光、音、振動などのない、静かな暗い場所に移動させます。症状に併せて、鎮静剤、抗痙攣剤、降圧剤、利尿薬、強心薬などを処方しますが、発作がひどくなってしまった場合には、気道を確保し、舌をかまないようにしてから、鎮静剤を使用します。
早期発見のため定期検診が大切ですが、日常生活で心身の安静と、減塩でバランスの良い食事を心がけることが大切です。
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