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舌に悪性腫瘍ができてしまいます。口腔がんのうち、最も発生頻度が高く、舌の側縁にできやすくなっています。また、あごの下や首に転移しやすいがんです。
初期では、粘膜に白い斑点や薄い膜のようなもの、ただれができます。直接痛みはありませんが、刺激物によってしみるような痛みがあることがあります。進行すると、舌の表面に腫瘤ができたり、舌にしこりができたりします。
さらに進行すると、ただれた部分が深い組織欠損をおこし、痛みや出血がみられるようになります。深部まで進行すると、舌がスムーズに動かなくなり、会話や嚥下障害をおこします。
直接の原因は不明ですが、背景因子として、喫煙と飲酒習慣が認められます。また、合わない義歯や歯のするどい部分が持続的に舌を刺激することで傷がつき、発がん物質が深部へ進行しやすくなっていると考えられています。
視診と触診で判断がつきやすいのですが、組織の一部を取っての病理組織検査で確定します。その後、病変部の位置や大きさ、転移の有無を確認するために、CT、MRI、シンチグラフィーなどの画像検査が行われます。
進行度によって、治療方法は異なります。病変が小さい場合は、周囲に安全域を取ったうえで切除し縫い合わせる手術が行われます。
病変部が大きい場合は、切除した後に、形態や機能を回復するため、形成外科の再建術が行われます。放射線療法や抗がん剤による治療も併せて行われる場合もあります。
喫煙や過度の飲酒を控え、粘膜に余計な刺激を与えないようにしましょう。
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