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病名 |
脊椎すべり症 / 脊椎分離症 |
よみがな |
せきついすべりしょう/せきついぶんりしょう |
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椎間関節の上下の関節突起の間の骨が欠けてしまい、脊椎の前方と後方が離れてしまうのが脊椎分離症、上下の脊椎がずれてしまうのが脊椎すべり症です。脊椎分離症の10〜20%は脊椎すべり症を合併しており、脊椎分離すべり症と呼ばれます。
脊椎分離症の場合、慢性的な腰痛がおこりますが、なんの自覚症状もない人もいます。はじめは朝起きたときや動き始めに鈍痛がおこり、動き始めると楽になりますが、激しい運動や仕事でからだを酷使すると悪化して痛みがおこります。
脊椎すべり症では、腰痛だけでなく、ももの裏側の痛みや違和感、両足の脱力感などがおこる場合もあります。
先天性のものと後天性のものがあります。後天性のものでは、成長期にスポーツなどで腰の曲げ伸ばしを繰り返すことで負荷がかかり、疲労骨折をおこしたと考えられています。変性すべり症の場合は、椎弓や椎間関節の異常に加えて、椎間板の変性がおこるために発症すると考えられます。
斜位や側面からのX線検査で診断できますが、状態をより詳しく把握するために、CTやMRIなどの画像検査が行われることもあります。
激しい腰痛をおこしている際には、コルセットを装着して安静を保つ保存療法が行われます。痛みに対しては、消炎鎮痛薬の服用や神経ブロック療法を行いますが、痛みが軽くなったら腰痛体操が勧められます。これらの保存療法で痛みが改善しない場合は、手術が行われることもあります。
腰痛に加え、下肢のしびれや痛みがある場合は、悪化する前に早めに整形外科で相談しましょう。
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