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病名 |
化膿性骨髄炎 |
よみがな |
かのうせいこつずいえん |
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なんらかの原因で、骨の組織に細菌が侵入して化膿性の炎症をおこします。
発熱や悪寒、患部の強い疼痛や押したときに圧痛をおこします。慢性化膿性骨髄炎では、全身症状は穏やかで、患部の腫れや痛みだけの場合もあります。
骨随に細菌が感染することが原因ですが経路は様々です。
かぜで上気道炎や急性中耳炎をおこし、その細菌が血液にのって骨随に達する場合や、近くの炎症をおこしている部分から直接波及する場合もあります。骨折や手術などで外にさらされた骨随に感染する場合もあります。
原因となる細菌は、黄色ブドウ球菌が多く、連鎖球菌、表皮ブドウ球菌と続きますが、最近ではMRSAという耐性菌の感染も増えてきています。
血液検査では炎症性の変化が判断できますが、病気を確定するにはMRIや骨シンチグラフィーなどによる画像診断が必要です。また、動脈の血液を細菌培養し細菌の特定を行うこともあります。
患部の沈静化を図るため、ギブスで固定し冷却したうえで抗生物質を点滴します。膿みがたまっている時は、切開して膿みを取り除き、壊死した組織を除去することで局所を清潔にします。それでも炎症がおさまらない場合は、継続的に洗浄を続ける持続洗浄療法が行われます。しかし、一旦沈静化しても、再発することもあります。
急激に発症した場合は、早く治療を始める事が大切です。慢性化すると、再発を繰り返したり、成長にともない足が変形するなど問題がおこる可能性もあるので、おかしいと思ったら早めに受診しましょう。
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