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病名 |
胃食道逆流症 |
よみがな |
いしょくどうぎゃくりゅうしょう |
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胃酸や胆汁酸、膵液を含んだ内容物が下部食道括約筋の弛緩や、食道の蠕動運動の低下が原因で食道内に逆流し、胸焼けなどの不快な症状をおこす食道の炎症性疾患です。
主な症状は胸焼けですが、胸痛、つかえ感などもおこします。時にはのどまで逆流することで、痛みを覚える事もあります。
肥満や妊娠などで腹圧が上がったり、年をとって背骨が曲がったり、食道と胃の堺にある下部食道括約帯が弛緩してしまうことでおこります。また、胃の切除手術をした人にもみられます。
造影剤を飲んで食道X線撮影を行なったり、内視鏡で検査をします。食道内圧検査や、酸度を調べるためpH測定も行われます。また、食道がんと識別するために色素を塗布して観察したり、生検を行うこともあります。
まず、炎症をおこしている原因の治療が主体となります。胃酸の逆流をおさえるには胃酸分泌抑制薬、十二指腸液の逆流にはたんぱく分解酵素阻害薬などの内服薬で治療します。
薬の効果があまり見られなかったり、再発を繰り返す場合、強い狭窄が見られるときなどは手術が行われることもあります。
就寝前の3時間以内に食事するのは避け、頭を10〜15度高くして寝るようにしましょう。また、肥満に気を付け、油ものやチョコレートなどの高脂肪食、アルコール、コーヒーなども避けるようにしましょう。
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