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病名 |
移植片対宿主病 |
よみがな |
いしょくへんたいしゅくしゅびょう |
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血液の病気の治療として行われる輸血や骨随移植では、免疫反応がおこりレシピアント(臓器の移植を受ける患者)の臓器を攻撃してしまうことによって症状がおこります。
皮膚の表面に赤い斑点ができ、高熱がでます。その後、下痢や肝臓障害によって、あらゆる血球が減ることで貧血となり衰弱してきます。そのため、感染症や出血がおこりやすくなり、やがて多くの臓器が働かなくなってしまいます。
はっきりとはわかっていませんが、自分や体内に入った他人の血液や骨随に備わっている自己と非自己を見分け、非自己を排除しようとする免疫機能の移植片のバランスの悪さだと考えられます。
血液検査を行います。
いまのところ有効な治療法がないため、予防が特に大切です。輸血では血液のリンパ球をとりのぞくか死滅させるのがもっとも有効です。そこで、血液に放射線を照射したり、フィルターで取り除く方法が行われています。
骨随移植では、自分の骨随から病気の造血細胞だけを除いたもの、他人の骨随から病気をおこすリンパ球を排除したもの、成熟したリンパ球のないへその緒の血液などを使用しています。
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