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健康コラム
増加する食物アレルギー。対策は医師の指示に従って行いましょう

 食物アレルギーとは?


近年、給食で誤食事故が起こり全国的なニュースになるなど、食物アレルギーへの認識が急速に広まってきています。


食物アレルギーとは、ある特定の食物を食べたときに、免疫学的機序を介して身体に不利益な症状が起こることを指します。


食物アレルギーの症状というと、急激な血圧低下や呼吸困難によって死に至るアナフィラキシーショックを思い浮かべますが、食物アレルギーの症状には、アナフィラキシーショックだけでなく蕁麻疹やむくみ、下痢、嘔吐などがあります。


食物アレルギーは特効薬がありませんので、有効な対策方法は「アレルゲンとなる食物を摂取しない」という方法になります。ただ、以前起こった給食での誤食事故の例もありますし、加工食品に思わぬ形で含まれていることがありますので、アレルゲンを摂取するとアナフィラキシーショックを起こす場合には、「エピペン」の携帯が必要となります。


エピペンとは、アドレナリンを自己注射することでアナフィラキシーショックの症状を一時的に緩和してくれる自己注射薬です。ただ、エピペンを打ったから大丈夫というわけではなく、「一時的に症状を緩和して医師の治療を受けるまで時間を稼いでくれる」ものですので、エピペンを使用した後は、すぐに医療機関を受診しなければいけません。




                               



 食物アレルギー患者が増加


文部科学省の調査によると、食物アレルギーを持つ子供が増加しているそうです。学校が食物アレルギーと把握している小中高生は45万4000人で、その割合は4.5%にも上るという結果が出ました。


9年前の同様の調査では約33万人で2.6%でしたので、9年間で12万4000人(約1.3倍)も食物アレルギー患者が増加していることになります。また、学校内で誤ってアレルゲンである食物を口にしたケースは、少なくとも40件あることも判明しています。


この食物アレルギー患者が増加している背景には、アレルギを持つ子供が増加していることもありますが、食物アレルギーの認識が保護者や学校側に広まっていることが挙げられます。


また、アナフィラキシーショックを経験したことのある子供は5万人弱、エピペンを携帯している子供は2万7000人いて、2008年からの6年間で実際に学校内でエピペンを使用したケースは408件あったそうです。




                               



 過剰制限は逆効果?


食物アレルギー対策の原則は、アレルゲンである食物を摂取しないことです。ただ近年では、厳しく制限した除去食は栄養障害を起こして、子供の成長や健康に悪影響を及ぼすことがわかっています。


アトピー性皮膚炎を改善しようと、保護者の自己判断で卵や乳製品を除去した食事を子供に食べさせている例が多く、このように過剰な制限をしたり、不必要な食物除去を行うことで栄養が不足し、骨が変形する「くる病」にかかりやすくなります。


また自己判断で食物除去をしていると、アレルギーが緩和されるどころか逆にアレルギー反応が強くなるという調査結果もあります。


子供の食物アレルギー対策は、日常生活の細部にわたって保護者が気をつけなければいけませんが、自己判断で行わずに、医療機関を受診して、医師の指示に従って行うようにしましょう。







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