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ホーム>気になる健康コラム>何度も繰り返す唇の水ぶくれ。それは口唇ヘルペスかも?
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風邪をひいた時や疲れがたまっている時などに、唇に小さな水ぶくれができることはありませんか?それは、口唇ヘルペスかもしれません。
口唇ヘルペスの原因は、単純ヘルペスウイルスが原因で起こります。単純ヘルペスウイルスは、一度感染すると症状が改善した後も、神経節の中にじっと潜んでいて、風邪等で免疫力が低下すると、再発を繰り返すという特徴があります。
単純ヘルペスウイルスが引き起こすものには、口唇ヘルペス以外に角膜ヘルペスや性器ヘルペスなどがありますが、口唇ヘルペスが最も多く、日本人の10人に1人が口唇ヘルペスにかかっていると推計されています。
口唇ヘルペスの症状が現れる原因は、免疫力の低下です。風邪やストレス、疲労の蓄積、怪我などが原因で免疫力が下がると、体内でじっと潜んでいた単純ヘルペスウイルスが、活発に活動し始めるので、症状が現れるのです。
また、意外な原因として、日焼けがあります。強い紫外線を浴びると、皮膚の免疫力が低下しますので、口唇ヘルペスの症状が出やすくなります。そのため、海やスキーなど屋外レジャーを楽しむ場合は注意しましょう。
口唇ヘルペスの初期症状は、ピリピリ、ムズムズするような違和感に近い感覚が現れることです。その後、患部が赤く腫れて、2〜3日すると水ぶくれができます。最終的にかさぶたができ、特に治療を行わなくても、約2週間で症状は治まります。
2週間で自然治癒しますが、唇に水ぶくれができているのは、見た目的に気になる人もいるでしょうし、痛みを感じることもありますので、何度も再発を繰り返す人は、皮膚科を受診し、抗ウイルス薬を処方してもらうと良いでしょう。初期症状の段階で治療を始めれば、4〜5日で症状は良くなります。
症状が唇の水ぶくれだけで、2週間で自然治癒する口唇ヘルペスですが、アトピー性皮膚炎を持っている人は要注意です。
アトピー性皮膚炎の人は、皮膚のバリア機能が弱いため、重症化しやすい傾向にあります。最初は口唇ヘルペスだけだったのに、皮膚にも感染して、広範囲に水ぶくれができて、高熱やリンパ節の腫れなどの症状が現れ、カポジ水痘様発疹症を起こすこともあります。
単純ヘルペスウイルスは感染力が強く、症状が出ている時は、患部に触れたり、タオルやグラスを共有するだけでも感染しますので、自分に口唇ヘルペスの症状が出ている時は、自分の患部に触れない、タオルやグラスは自分専用にするなど感染を広げないようにしましょう。周囲にアトピー性皮膚炎の人がいる場合は、特に注意するようにしてください。
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