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ホーム>気になる健康コラム>生活習慣が関係してる!?突然耳が聞こえなくなる突発性難聴
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突発性難聴という病気を聞いたことがありますか?芸能人や歌手が「突発性難聴で一時休養する」というニュースが報道されたこともありますので、病気の名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんね。
突発性難聴とは、突然起こる原因不明の難聴で、厚生労働省の特定疾患に指定されている難病です。
症状の特徴として、「朝起きたら」、「テレビを見ていたら」、「電話で話をしていたら」など日常生活を送っているなかで、自分ではっきりと発症の瞬間がわかるほど、突発的に耳が聞こえなくなります。
そのため、原因不明でも、「徐々に耳が聞こえなくなった、聴力が落ちてきた」というケースは、突発性難聴に含まれません。
そのほかの特徴として、ほとんどの場合で片耳のみ発症し、両耳で発症することは非常に稀です。また、耳鳴りやめまい、耳閉感などの随伴症状を伴うことがあります。
突発性難聴は、一般的に50〜60歳の発症が多く、男女差はありません。また、年間100万人に対し300人ほどの人が発症している病気です。
突発性難聴は、原因不明とされています。一説には、ウイルス感染や内耳の血液循環障害、アレルギーなどが原因とかんがえられていますが、詳細は明らかになっていませんし、原因不明のため、有効な予防法などはありません。しかし、今まで発症した人の傾向などを調査してみると、突発性難聴の危険因子が少しずつ明らかになっています。
難病センターの情報によると、突発性難聴を発症した人は、野菜の摂取が少なかったり、発症直前に疲労感やストレスを感じている人が多いとのことです。
また、蕁麻疹や胃腸炎、風邪、高血圧、糖尿病、心疾患の既往がある人が、発症するケースが多いとの統計も出ています。そのため、突発性難聴は、生活習慣と関連があるのではないかとも言われています。
疲労やストレスが関係しているためか、最近は20〜30代のサラリーマンが、突発性難聴を発症するケースが増えているようです。
突発性難聴は、原因不明の難病ですが、ステロイド薬の投与、血流改善薬や代謝促進剤の使用など有効な治療法はあります。また、重症の場合は入院する必要がありますが、軽症の場合は外来通院での治療が可能です。
しかし、一般的には発症から1週間以内に治療されれば、治療成績は比較的良好ですが、それ以降は徐々に治療効果が薄くなり、2週間を過ぎると治癒の確率は大幅に低下するとされています。
そのため、発症したらできるだけ早く(できれば1週間以内)に、耳鼻科を受診し、適切な治療を始めるようにしましょう。
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