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ホーム>気になる健康コラム>女性の喫煙のデメリット、禁煙のメリットとは
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5月31日は、WHOが定めた世界禁煙デーです。近年は、日本だけでなく世界各国で、禁煙への取り組みが進んでいます。
日本でも、成人男性の喫煙率は年々下がってきており、昭和41年の喫煙率が83.7%でしたが、平成24年には32.7%まで下がっています。
しかし、成人女性の喫煙率は、成人男性ほど減少しておらず、昭和41年で15.7%で、平成24年は10.4%です。特に20代、30代の若い世代では昭和41年から、ほぼ横ばいの状態が続いています。
禁煙は確かに難しいことですが、男性の喫煙者は約50年間で約半数以下になっていますので、決して不可能なことではありません。
なぜ世界中で禁煙への取り組みが進んでいるかと言うと、禁煙のメリットが大きいからです。禁煙のメリット、喫煙のデメリットを知れば、きっと禁煙継続の原動力になるでしょう。
健康面での禁煙のメリットは、ガンのリスクが下がることです。現在は医療が発達し、ガンは不治の病ではなくなりましたが、日本人の死亡原因1位の病気です。
喫煙者は、非喫煙者に比べ、肺がんは3.9倍、子宮頸がんは2.3倍、口唇・口腔・咽頭がんは2.0倍もリスクが高くなります。
また、ニコチンは動脈硬化を進行させる作用がありますので、ガンだけでなく心筋梗塞や脳血管障害のリスクも高まります。
妊娠期に喫煙していると、胎児が低酸素となり、発育が遅れ、低体重児が生まれる可能性が高くなります。
また授乳期にも、喫煙者の場合は、母乳にもニコチンが含まれてしまい、赤ちゃんがニコチン中毒になる危険性があります。自分だけではなく、子供にも悪影響が出るんですね。
喫煙は、低酸素状態を招き、女性ホルモンの分泌が抑えられ、ビタミンCを破壊します。そうすると、肌荒れを起こすことになります。
「タバコ顔」という言葉をご存知ですか?乾燥して、肌のハリが失われ、シワが多く年齢よりも老けて見えるのが、喫煙者に特徴的なため「タバコ顔」と呼ばれています。
20代のころは気づかなくても、30代後半になると、「タバコ顔」の症状がはっきりと現れてきます。
また、タバコのヤニは歯を黄色くさせますし、タバコは独特の口臭も発生させます。どんなにおしゃれをしていても、歯が黄色くて、口臭があったら台無しです。
タバコは、どんどん値上げされています。2013年現在は、1箱410円〜440円です。1日1箱吸うと考えると、1ヶ月で12000円以上かかる計算になります。
この12000円で、洋服や化粧品を買ったり、エステに行ったり、美味しいものを食べたりしたほうが有意義だと思いませんか?
また、喫煙すると洋服に臭いがうつりますし、室内もヤニで汚れます。クリーニング代や洗濯、掃除の手間がかかりますよね。
これらの禁煙メリットを知ると、禁煙しようと決意できたのではないでしょうか?「明日から禁煙しよう」ではなく、「今すぐ禁煙」してみましょう。
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