|
|
|
ホーム>気になる健康コラム>不眠症なのに気づいてない?かくれ不眠について知りましょう
|
|
|
|
|
| |
かくれ不眠って聞いたことがありますか?「かくれ肥満」や「かくれ脱水」、「かくれ貧血」などの言葉は比較的聞く機会も増えていますが、かくれ不眠という言葉もあるんです。
かくれ不眠とは、その名の通りかくれた不眠のこと。つまり、自分では気づいていないけれど、実は不眠状態にあることです。
かくれ不眠は、明らかな不眠症というわけではなく、軽度な不眠症の状態ですが、単なる睡眠不足との違いは、不眠によって日中の仕事や勉強などの活動に影響が出ているかどうかです。
睡眠不足は「眠い」などの不快感はあるものの、それほど日中の活動に影響はありません。また、次の日にしっかり睡眠を取れば、すぐに解決します。
でも、かくれ不眠は不眠によって日中の活動に支障が出て、健康面にも影響が出ている場合があり、自分では不眠と気づいていないので、その支障は解決されないまま継続していくんです。
人間にとって睡眠は必要不可欠のものです。睡眠中は頭や身体の休息だけではなく、脳の情報や記憶の整理、身体の成長や修復もしているんです。
そのため、かくれ不眠になると日中の仕事や勉強の効率が落ちて支障が出るだけでなく、健康面にも悪影響をもたらします。
不眠による健康への影響は、生活習慣病のリスクが上がることです。不眠だと肥満のリスクが上がることがわかっています。さらに、自律神経の関係で高血圧にもなりやすいですし、糖尿病にもなりやすいんです。
糖尿病に関しては、不眠と血糖値の関係が完全に解明されたわけではありませんが、不眠の人とそうでない人を比べると、不眠の人のほうが糖尿病になるリスクは2〜3倍も高くなっています。また、不眠はメンタル面にも影響しますので、うつ病のリスクも上がります。
不眠は現在わかっているだけでも、これだけ健康面に悪影響を及ぼしますので、かくれ不眠はしっかりと予防しなければいけません。
では、かくれ不眠にならないためにはどうしたら良いのでしょう?それは、睡眠時間をしっかりと確保することと良質な睡眠を心がけることです。
現代人は就寝時間が遅くなっています。仕事から帰宅し、食事をして、テレビを見て、パソコンやスマホでインターネットをしてなどやりたいこと、好きなことをすべてやっていると、深夜になってしまいます。
そして、今は朝活ブームですから早起きする人が増えています。そうすると、睡眠時間が足りなくなってしまうんです。
ですから、まずは睡眠時間を確保してから、空いた時間に好きなことをするという生活をしてみましょう。生活の中で睡眠の優先順位を上げるんです。
そして、良質な睡眠を取るためには、自分に合った寝具を使う、寝る前にリラックスタイムを作る、パソコンやスマホは就寝2時間前までにするなどが有効です。
睡眠は重要です。睡眠の重要性とかくれ不眠の怖さを知って、かくれ不眠にならないように気をつけましょう。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) これであなたも医の達人 All Rights Reserved. |
|